賃金:通貨払いの原則 ~賃金は現金で支払うのが原則~

【説明】


賃金は、通貨で支払わなければなりません。通貨とは、強制通用力のある貨幣(銀行券、硬貨)の事を言います。

 


【ここがポイント!】


賃金は通貨、つまり現金払いが原則となります。


しかし、労働者の同意を得た場合には、労働者が指定する銀行等への振込等により支払う事ができます。


一般的には多くの企業で、賃金は、銀行口座等への振込みで行われていますが、法律的には通貨(現金)で支払うのが原則です。

 

 

従って、労働者が銀行等への振込みに同意しないことも法律的には可能となります。


ですから、使用者が当然のように労働者から振込口座等を提出させるのは、法律的観点から見れば、本来は誤ったことと言えます。


なお、通貨には小切手は含まれませんのでご注意ください。

 

 

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