服装・髪型・ヒゲ・タトゥー、就業規則でどう制限する?
服装や髪型、ネイルなどファッション的なところについては もちろんそれらを制限する法律はありません。
そうなると、社内のルールで制限するしかありません。
服装などをどのように規定していくべきか そのコツについて解説いたします。
具体的な規定が重要となります
服装、髪型、髭や爪の色などは顧客に与える印象という点から考えれば、重要なポイントとなります。
しかし、当然ですが服装や髪形等についての法律の規定はありません。
法律に規定が無いということは、本来はどのような服装やどんな髪形をしても、法律的には問題はありません。
ですから、業務中における服装や髪形、髭、爪の色などは社内的な問題となってきますので、このような事項については、就業規則で明確に規定することが重要となってきます。
もし、服装等を自由としてしまうと「自由」の概念や感覚は、人によって違ってきますので、人によって都合の良いように解釈して、目に余ってしまうケースが発生してしまうことも考えられます。
ですから、そのような事態を防ぐには、制服の着用を義務付けるのも1つの方策と言えます。
また、制服を用いない場合には、制服を洋服の色を白とか黒、グレーといった地味目な色に指定したり、髭は禁止、またマニュキュアに関しては、例えば透明や薄いピンク色のみを許可したり、具体的に規定することが必要となってきます。
就業規則について経営者の方と話すと、よく「こんな細かいところまで指定するのは、高校や中学の学生手帳みたいだ。」と言われます。
しかし、規定が無いと従業員の中には、自分の良いように解釈してしまう従業員も出てきます。
ですから、自分での会社では駄目なものは駄目ということをしっかり就業規則に明記することにより、秩序ある職場環境を維持できると言えます。
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