欠勤控除の計算
【説明】
欠勤控除の計算は、月の平均労働日数、暦日数等を用いて計算します。
【ここがポイント!】
欠勤控除を計算する時、1日の単価を算出する必要があります。
その際、基本給等を何日で除したらいいのか?疑問が生じます。
一般的に用いられる数字は、月の平均労働日数、その月の暦日数、その月の実労働日数があります。
月の平均労働日数は、1年間の労働日数÷12ヶ月で算出します。
例えば、1年間の労働日数が260日とすると、月の平均労働日数は、260日÷12ヶ月=21.666・・・日となります。
ところで、1日の単価を算出する際に用いる数字は、実は法律では定めがありません。
つまり、月の平均労働日数、その月の暦日数、その月の実労働日数、どれを用いるかは、会社が任意に定めることができます。
例えば、月の平均労働日数を用いた場合、計算する際には毎月同じ数字を用いることができるので、計算が楽になる反面、上記の例を用いた場合、実際の労働日数と乖離してしまう場合もあります。
また、その月の暦日数や実労働日数を用いた場合には、欠勤する月によって、控除額に大小が生じてしまい、労働者間で不公平感が生じてしまう場合もあります。
いずれにしても、欠勤控除の計算方法には、法律の定めがないので、それぞれの会社に適した方法で計算できることをご認識いただければと思います。
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