労働トラブルを防ぐポイント② ~非正規労働者~
【説明】
非正規労働者も正規労働者同様の権利があります。
【ここがポイント!】
パートタイマーやアルバイトといった、正社員より労働時間や労働日数が少ない労働者を一般的に「非正規労働者」と呼びます。
ところで、労動基準法で定められている労働者の権利規定は数多くあります。
これらの規定は、正規労働者と非正規労働者で区分されるものではありません。
そもそも正規労働者や非正規労働者といった言葉は、法律用語ではないのです。
労働基準法で用いられているのは、あくまで「労働者」という言葉です。
つまり、非正規労働者と呼ばる労働者も、正規労働者同様の権利を当然に有しているのです。
しかし、実際には、「パートタイマーには有給休暇は無い」「アルバイトには残業代を支払う必要はない」というような認識を持っている事業主の方がいるのが事実です。
これらは全くの誤りです。
パートタイマーに有給休暇を与えなかった場合やアルバイトに残業代を支給しない場合は、完全な労動基準法違反となります。
パートタイマーやアルバイトといった非正規労働者も、正規労働者同様の権利を有するという正しい認識を持つことが非常に重要なポイントです。
この点は、是非、正しくご理解いただきたいと思います。
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