試用期間について ~試用期間中の解雇について~

【説明】


試用期間の解雇についても、正当な理由が必要となります。


【ここがポイント!】


今回は、労務管理上非常に重要な内容です。


試用期間中の労働者の適性等から判断して、正社員としての本採用を拒否する場合も十分考えられます。


しかし、この場合、法律上は「解雇」となります。


ここで問題となるのは、試用期間中の労働者を解雇する場合にも、解雇する正当な理由が必要となってきます。

試用期間中の労働者を解雇する場合、正社員を解雇する場合に比べて、正当な理由が認められ易い、つまり正社員に比べて解雇が認められ易いのは事実です。


しかし、ここで是非ご理解いただきたいのは、「試用期間中だから」という理由で、本採用を拒否できるのではありません。

解雇が認められる正当な理由につきましては、その時々の事情によって判断されるため一概には言えず、ここでは割愛させていただきますが、通常使用者の方が想像している以上に厳しいものと言えます。


繰り返しになりますが、「試用期間中だから」といった理由で解雇はできない点だけは、是非ご理解下さい。



▼就業規則の見直しをご検討の方はこちら

>> オフィスまつもと 就業規則変更・作成サービス