試用期間について ~試用期間中の解雇について~
【説明】
試用期間の解雇についても、正当な理由が必要となります。
【ここがポイント!】
今回は、労務管理上非常に重要な内容です。
試用期間中の労働者の適性等から判断して、正社員としての本採用を拒否する場合も十分考えられます。
しかし、この場合、法律上は「解雇」となります。
ここで問題となるのは、試用期間中の労働者を解雇する場合にも、解雇する正当な理由が必要となってきます。
試用期間中の労働者を解雇する場合、正社員を解雇する場合に比べて、正当な理由が認められ易い、つまり正社員に比べて解雇が認められ易いのは事実です。
しかし、ここで是非ご理解いただきたいのは、「試用期間中だから」という理由で、本採用を拒否できるのではありません。
解雇が認められる正当な理由につきましては、その時々の事情によって判断されるため一概には言えず、ここでは割愛させていただきますが、通常使用者の方が想像している以上に厳しいものと言えます。
繰り返しになりますが、「試用期間中だから」といった理由で解雇はできない点だけは、是非ご理解下さい。
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