労働トラブルを防ぐポイント① ~雇用契約書の作成~
【説明】
労働者を雇用する場合は、必ず雇用契約書を作成しましょう。
【ここがポイント!】
労務管理には様々な法律が関係してきますが、それらを踏まえて「労働トラブルを防ぐポイントとは?」という視点でお話ししていきたいと思います。
労働トラブルを防ぐ上で非常に重要なポイントの1つが雇用契約書の作成にあります。
私がこれまで経験した数多くのトラブルも、雇用契約書をしっかりと交していれば、未然に防ぐことができたものがほとんどです。
ところで、労働基準法では、賃金や労働時間等の重要な労働条件を書面で通知することを求めています。
しかし、法律が求めているのは、「通知」だけでそれ以上の対応には関知していません。
通知だけ終わらせるのか、契約書の形式を取るのかは、使用者の任意とされています。
ただ、労働トラブル防止の観点から、必ず契約書の形式を取って、労働者の署名・捺印をもらうことをお勧めします。
このわずかな違いが、労働トラブルを防止するのに本当に大きな役割を果たすと言えます。
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